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Channel: 遊ぶ大人の非常識 by きのこ組
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杭打ち地業って誰?!

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軟弱地盤に建設する建造物の杭打ち地業って、そうとうに重要な工事みたいですよね~。 今回の化成建材に限った分けではないですけど、油断してると、全損(建替え)事故に繋がり兼ねないみたいで、損害どうなるんだろうかと、ちょっとだけ考えてみた。

少なからずとも、このような事故の原因も特定できず、責任の所在も分からなくて、補償されなく泣き寝入りさせている人々も、いる筈なのですが、まぁ全体と言う分けではありませんが、今回の行政による調査の結果からも数パーセントに留まっている様子。


以前もブログ書いてると思うけど、壁や柱・梁が割れたり、ドアや窓が開閉しづらくなったり、床が傾いたり、耐震性や緊急時の非難行動や、日常の居住性に疑問が出てきて資産価値が著しく低下するみたいでしょ。


でも杭工事って、難しい面も多そうで、現実、支持層と一概に言ってみてもですよ、地中に水平に備えられた分厚いスラブがあるという簡単なものではなくて、基礎下の地耐力を把握するのも、その地域の地質資料や、経験や勘が働かなければ、そう容易ではないんだと思うんですけど。(配筋状況やコンクリートの強度不足でも同じようになる)

以前、さらっと調べたことあるのですが、杭基礎は、構造や工法によって数種類に区別されているみたいでして、要するには、勘頼りというのか一定の規則に基づいて地質調査して、設計してみたものの、基礎の位置が完全に決まった時点で、改めてボーリング調査してみたら、支持層が見当たらないとか、地耐力不足があったりだとかあると、摩擦杭や群杭に変更したり、基礎の大きさが大幅に変わったりもありそうで・・、そんな事あると、設計者も、面目丸つぶれでしょうから、「任すわ~」なんて事もあるのかなぁーなんてね~。

現実、調査資料と詳細図面がないと下請け業者は施工できないというのか、してはいけないですよね~。

建築物にとって良好な地盤は必須ですから、建物のポジションが決まらなければ、正確なボーリング調査も出来ないし、設計もできないという現実あるから、埋設物なんかのチェックも必要になるだろうし、って、いろいろと思いつくんです。

建設事業者には、10年かね? 瑕疵担保責任ってありますから、杭&基礎事業工事というのは最も慎重に行わなければならない重要なセクションみたいでしょ。 資本力や技術力、調査・監理能力、保険がなければ、関わるべきではないって思えてくるくらいのリスクです。

今回は、全国規模の業者だったので、補償の面で手抜かりなく行うという方針やニュアンスもあったようですけど、仮住まいに移る為に発生する直接的な費用が現ローンの支払いも含めて1件当たり5~600万程度ということ?で、あと替えに伴う費用をざっと計算すると、横浜の件だけでも500億~1000億円規模に至るという試算もできる。

金融公庫(←公庫融資の基準あるから検査ある)だと思うけど、2重ローン負担が発生しないように、解約や契約破棄が出来ると良いけどね。多分、瑕疵あるよね。?



部外者が、そのあたりについて口で言うのは簡単なんですけど、地域的な慣習もあったりするのか、現実はそう甘くはないようでしょ?、天候や予算でスケジュールが動いたり、施工者や監理者のキャリアなんかにも普通に関わって左右されるもの現実なのかもって考えてみたり・・

昭和期多かったゼネコン錬金術とかまで考えてると、そして、めんどくさい方々の関りなんかも、少なくなさそうな業界でしたから~(汗;)

データーの偽装って事で騒がれてるけどね。化成建材のあの会見、責任は、杭打ち工事してた個人なのかとの疑問もあるんですょ。 損害考えると個人の悪意で改ざんとかは到底出来ないです。 予算や工期にまつわる会社の方針ならばあるいは、従うしかないのかも知れないけど、将来が見えているのならば、会社とて、独断では出来ないし、まずやるべきではないですよね。

可能性としては、元図面が無かったとか、責任・監理層がノータッチ状態で工事が進められたとか、・・要するには、元受との組み合わせで、責任施工とかって背負わされて、設計者が行うべき、地耐力調査や杭設計自体、そして元受監督が行うべき施工図作成や施工監理を、下請け業者が慣例的に行わさせられていたか・・、図面と現状に相違があったかなど

昭和ならばうわさの竹馬建築物か下駄履きマンションってところでしょうけど、・・ゴースト建築物やね(←踏ん張る足のない状態)。
  

下請け業者も元受け業者も、請け負った工事に関して、設計者や届けを出している所管の行政の許諾や承認を得なければ、施工の変更も、受け渡しもできないルールはあるって教えられたことがあるけど、「工事部分の受け渡し」が適わなければ、その時点で、その建設工事部分の遂行に関わる損害賠償責任を負うことになるもんね~。

でも、いちいち、そうしとけば、将来的な大きな損害は免れられそうなのも確かで、それが当たり前って思った分けですけど

立地条件や自然の猛威によっては、設計図や施工図通りに工事が完了していても、長い将来的には大小の事故は発生することがある事も、ちょいちょいありそうな業界ですから、保証を考えてみても、資本力って、もっとも大切そうで、ゆえに「カネ儲かるょー」というだけで、リスクくらい何ぼでも背負うぜょー、という気持ちも理解できなくもないですけど

億ションってのか分譲マンションはトラブル時、特にヤバイ感じですね~。あと不動産屋さんと元請負が同じ系列会社って、下請負は超不利そうだけど、そのへん、どうなんだろ?

今、どこぞ(←人件費の出ない会社)の社長思い出してる最中v(笑;)


・・くわばらくわばら(爆;)


☆おまけ
♪愛情物語 (中島みゆき) アコギ弾き語り

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